「日用品はもちろん、安いのがいい!」
お客は、価格の安い商品を好んで買います。
これは間違いありません。
特に、品質がほとんど変わらない生活消耗品などは、
安い店から買うほうが得です。
最後の購買決定の段階になると、他社と価格を比較して、
損のない買い物をしたいと思うのは当然のことです。
しかし、誤解してはいけません。
買ってみないと品質が分からない商品の場合は話が別です。
つまり、何が何でも安くすれば売れるというものではないのです。
なぜなら、どこでも価格が安いのは当たり前の時代になっているからです。
また、他の商品にはない優れた特徴を持つ商品であれば、
逆に安売りすると損をします。
価格設定が自由にできるので、高い価格にしても売れるからです。
すると、どのようなことがお客を動かす要因になってくるのでしょうか?
それは“信憑性”です。
つまり、なぜ安いのかという理由が明確でなくてはなりません。
安い理由が、お客を納得させるものであった場合、多くのお客が集まるようになります。
何かのはずみで、間違えて二重発注してしまうことがたまにあります。
この場合なら、「お恥ずかしい話ですが、間違えて二重発注してしまいました。
この際なので、お客様の日ごろのご愛顧にこたえて、
格安で在庫一掃セールをやることにしました。
ぜひ、お越しください」と安売りする理由を正直に書いて、
できれば物語のスタイルで述べると真実味を持ち始めます。
これが、お客に説得力を与えることになります。
これまでまったく見向きもされなかった店に、
短期間に大勢のお客が集まるケースがあります。
廃業するときです。「閉店のために在庫一掃セールをします。
だから、お安い価格で提供します」という、極めて信憑性のある理由が、
お客を動かしているわけです。
ある店が閉店セールのチラシを撒きました。
この店は時代の流れとは逆行する、高級商品を扱うデパートでした。
来場者数があまりに少なく、出店して4年で閉店を余儀なくされました。
皮肉なもので、売りつくしセールの1か月間は、圧倒的な集客をしました。
結局、この店は閉店するときにしか、人を引きつけることができなかったのです。
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