「男性店員に見られた。恥ずかしい~」
商品は、お客の立場に立って売らないと売れない、とよく言われます。
まさしくその通りです。私は住宅を販売しているのですが、
家を建てようとする人は、なかなか私たちの前に姿を現してくれません。
売り込まれることに対して強い警戒心を抱いているからです。
普通の工務店は、お客が業者を避ける心理を深く考えません。
だから、ありふれた集客方法しか思いつかずに、
いつでも失敗を繰り返しているのです。
例えば、見込み客をスムーズに成約する上で、
初回接触時には売り込みをしないというのは、
反応率に大きく影響を与えます。
いい人を印象づけることが大切。
私は、見学会へ多くのお客を集めるために、
お客に次の3つの約束をしています。
① 売り込みは絶対しない。
② 住所を明かす必要はない。
③ ガッカリしたら3,000円のポケットマネーを出す。
いずれも、見学会に行こうと思う人が抱く不安要素を払拭する工夫です。
この3つの約束で、お客が抱く心理的ハードルを低くしす。
私たちは心理戦を戦っているのです。
多くのライバル会社は、心理戦の重要性など分かっていないと思います。
だからこそ、私たちが住宅業界でひとり勝ちできるわけです。
マーケティングというのは、消費者の「これは売り込みではないだろう」
という勘違いから、反応が上がります。
数年前に、お客の心理を的確に捉えてヒットした面白い事例があります。
場所はセブンイレブン。
売れたのは生理用ナフキンです。しかも価格は高い。
セブンイレブンで買うのは明らかに損です。
でも、爆発的に売れたのです。
理由は簡単です。キティちゃんのキャラクターをデザインし、
キルティングで作ったポーチに製品を入れたことです。
商品の様子は男にはあまりピンときませんが、とにかく、
女性にとっては買いやすかったことが、ヒットの理由です。
このアイデアは店の男性販売員から出ました。
ある日、女性客が生理用品を手にとって買い物カゴに入れたときに、目が合いました。
そのとき、女性はバツが悪そうに商品を棚に戻してしまったのです。
男性からこの種の商品を買うことが、女性にとっていかにハードルが高いかを顕著に表しています。
つまり、セブンイレブンは生理用品らしくないように商品のパッケージを改良しただけなのです。
アイデアの勝利です。
購入までにお客がたどるプロセスにはいろんな心理的ハードルがあります。
すべてを取り除かないといけません。
ひとつでもあると、お客はそこで購入を諦めてしまいます。
あなたのビジネスでも、ほんの小さな障害が、
本来得られるべき売上げを阻害しているかもしれません。
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